ワンちゃん、ネコちゃんをお預けするペットホテル選びに迷っていませんか?
実は多くの飼い主さんがペットホテルを決めるまでいろいろなお店のホームページを検索したり、口コミを読んだり、実際にお店に見学に行ってます。
なぜなら、飼い主さんはペットホテルという初めての場所やスタッフに接してうちのワンちゃん、ネコちゃんは不安やストレスを感じているのではないかと心配しているからです。
私の24年間のペットホテル経営経験が不安解消とペットホテル選びの参考になればと思ってます。また獣医師としてお預かりのワンちゃん、ネコちゃんの体調管理も行ってますので、最後まで読んでいただければ幸いです。
ペットホテルの種類
まずはじめにペットホテルには大きく分けて以下の4つの種類があります。それぞれの特徴についてみていきたいと思います。
- 動物病院併設のペットホテル
- トリミングサロン
- ペットショップ
- ペットホテル専門店
動物病院併設のペットホテル
動物病院が経営してますのでお預り中の体調不良にすぐに対応できるので持病を持っているワンちゃん、ネコちゃんは安心ですね。かかりつけの動物病院に預けることになりますので日ごろから病院の先生、動物看護士さんに慣れているとさらに安心です。
動物病院なので入院犬、猫が多いと預かれないことが多いので早めの予約が必要でしょう。
トリミングサロン
街にありますトリミングサロンでペットホテルや一時預かりを行っていることが多いです。いつもトリミングで通われているお店ですとスタッフさんとワンちゃん、ネコつやんが慣れていてよいですね。また、預かっている間にトリミング、シャンプーをしていただききお迎えの時にきれいになっていることもできるのもメリットですね。
ペットショップ
ワンちゃん、ネコちゃんを販売しているペットショップでは、ペットホテルやトリミングも行っていることが多いので飼い始めるときに確認してみるとよいでしょう。利用するとフードや飼育用品などの割引サービスがあるお店もあります。
ペットホテル専門店
ワンちゃんネコちゃんのお預かり専門で空港の近くの大規模店から自宅で頭数を限定してストレスをできるだけかけずに預かるお店など様々な形態があります。ドッグランが併設されているペットホテルもありますので活発なワンちゃんにはおすすめです。
はじめてのペットホテル選びの5つのポイント
預かるところはケージかフリースペースか
お預りしている間ワンちゃん、ネコちゃんが過ごすスペースは重要ですね。ケージで1頭ずつの預かりが多いですが、ペットホテルによっては大きな部屋で他のワンちゃんネコちゃんと一緒に過ごすフリースペース型でお預かりするお店もあります。どちらもメリット、注意点それぞれあります。
他のワンちゃん、ネコちゃんが好きでドッグランやお散歩で他のワンちゃんのところへ喜んで寄っていくような性格ですとフリースペース型のお預かりの方が楽しく過ごせます。
他のワンちゃん、ネコちゃんに吠えたり、威嚇してしまう性格ですと1頭ずつのケージ預りの方がストレスが少なく過ごせそうです。ネコちゃんは、他のネコちゃんを警戒することが多いのでケージでお預かりが多いです。
ここで現役ペットホテル経営してます私からのアドバイスですが、意外と思われるかもわからないのですが、はじめてや緊張してしまうワンちゃん、ネコちゃんはフリースペースのような広い空間では不安で鳴き始めたり出口を探してうろうろ動きまわったりすることがありますが、ある程度囲まれたケージに移すと落ち着いて過ごせることがよくありますので広い方が絶対に良いということでもなさそうです。
散歩またはドッグランなどの自由なスペースでの運動時間があるかどうか
ケージで過ごしているワンちゃんは散歩やドッグランなど外に出る時間を心待ちにしてますね。ネコちゃんも部屋に放すと部屋の中を探索しながら歩き回ってます。
朝夕2回はそのような運動時間が確保されているペットホテルに預けたいですね。お店のホームページで確認するか予約時に確認するとよいと思います。事前に見学に行かれることもおすすめです。
病気になったときどうなる?
ペットホテルに預ける多くの飼い主さんが預けている間の体調を気にされていると思います。はじめての場所で飼い主さんと離れストレスを感じてしまうと食欲減少、便秘や下痢などの便の変化、おう吐、ケージから出ようとして足や顔にすり傷を作ってしまうなど様々な体調変化を起こして今うことがあります。その時にどのような処置が可能か確認しておくと良いと思います。
動物病院での預かりは獣医師が在中なので安心です。ペットショップのホテル、トリミングサロン、ペットホテル専門店は提携の動物病院がある場合はそちらでの治療になることが多いです。また、予約時にかかりつけの動物病院を確認し体調不良のときはその動物病院へ行かれるペットホテルもあります。
フード、食器、毛布などの持ち込みはできる?
フードが変わるとお腹を壊してしまうワンちゃん、ネコちゃんが多いですね。はじめての環境でストレスを感じていることもあり消化吸収がうまくいかないことも大きく影響していると思います。
そこで最近はいつも食べているフードを持参していただくペットホテルが増えてきました。動物病院からの処方食をたべているときは特にそうですね。
ペットホテルでなるべくいつもと変わらない環境で過ごさせたいということで食器やいつも使用している毛布などを持参される飼い主さん多くなりました。ペットショップによっては預かるスペースの問題や返却忘れ防止などの理由で持ち込みをお断りされているお店もありますので確認されるとよいと思います。
夜間スタッフは?
飼い主さんにとっては夜間スタッフが在中かどうか気になりますよね。店舗型のペットショップやトリミングサロンなどはどうしても夜間は閉店しスタッフも帰ってしまいますよね。若くて、元気なワンちゃん、ネコちゃんは次の朝スタッフが出勤されるまで何事もなく過ごすことが多いので問題ないと思いますが、体調不良になったときや高齢のワンちゃん、ネコちゃんは不安ですよね。夜間のスタッフの状況や管理体制などを確認されるとよいと思います。
まとめ
ペットホテルには動物病院併設のペットホテル、トリミングサロン、ペットショップ、ペットホテル専門店などの種類があり、それぞれメリット、注意点があります。
そこではじめてペットホテルを選ぶ際の5つのポイントを以下にまとめました。
- 預かるところはケージかフリースペースか
- 散歩やドッグランなどの自由なスペースでの運動時間があるかどうか
- 病気になったときどうなる?
- フード、食器、毛布などの持ち込みはできる?
- 夜間スタッフは?
以上のポイントをペットホテルのホームページや口コミサイトで調べたり、実際に見学に伺うなどして希望のペットホテルを選んでいただけると不安が少なくなると思います。
皆様のペットホテル選びの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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